ボクシングをやっていたおかげで、喧嘩を売られても落ち着いておれた

ボクシングを始めようという人から、よく質問があります。
その質問の中で「ボクシングをやると喧嘩に強くなりますか?」
そんな質問もあります。
確かに、素人よりも喧嘩は強くなるとは思いますが、
ただ、相手が武器を持っていたりしたら
かなり修羅場を潜り抜けていないとビビッてしまうし、
体格がプロレスラー並だったりすると軽量級の人は、
なかなか勝てないでしょう。
しかし、喧嘩を売られても冷静でおれるのは確かだ。
僕も50歳超えて2回も、喧嘩を売られたことがある。
2回とも相手は、僕と同年代の感じで、見るからに若い頃ヤンキーやったという感じだ。
1人目は、僕が自転車に乗っていて、前を夫婦で歩いていたところ
道が狭くて通れなかったので、小さく「チャリ~ン」とベルを鳴らした。
そのおっさんは、「なんやこらっベル鳴らす言うことがどういうことかわかってんのか」と
どなっていたが、俺は無視して通り過ぎた。
そうすると、追いかけて来た。
これは、いきなり殴られたらあかんと思い、近くに来た瞬間に自転車ごと振り向き
その自転車を持ち上げて、相手のおっさんの肩に自転車の前の車輪を乗せたまま
おっさんを自転車で抑え込んで、15秒くらいたった。
おっさんは、大きな声で怒鳴りまくり、恥ずかしかった。
その後自転車を投げ捨てて、思わずファイティングポーズをとってしまった。
僕は、じっとだまったままいた。
いつでも勝てるけど、殴ったらおっさん死ぬかもしれんと思ったので喧嘩はできんかった。
殴ってきても、パンチは効かないし、十分よけれるだろうと余裕があった。
その時に一緒にいた奥さんが、必死で謝っていた。
「すみません、行って下さい」と間に入って謝っていたので僕はその場を立ち去った。
2回目に喧嘩を売られたのは、つい最近です。
酔っ払いのおっさんが、電車の中で俺の横に座るときに、「ドスン」という感じで
座ったので、俺の身体に当たり、少々痛かったので肘でちょこんとついた。
すると、おっさんは「なんやおまえは、なに肘でついとんじゃ」と因縁をつけてきた。
周りの人も凄く見ている。
なんかかっこ悪い。
おっさんは、ずっと大きな声で怒鳴っていたが
その間じゅう、俺は相手の目を見ずに、胸から喉のあたりをじっと見ていた。
それも、素の顔で見ていた。
おっさんが、あんまりうるさいので一言だけ小さな声で
「あんたが座るときに、俺の身体に当たったんやろ」
そう言ったら、おっさんは「すみません」と謝った。
これで一件落着です。
こうやって、喧嘩をしなくて済むようになったのもボクシングをやっていて
冷静に対処できたからだ。
ボクシングは、自分の身体も鍛えてくれるが精神も鍛えてくれる。
簡単に、喧嘩売って勝っても弱いものいじめですよ。
それに、ボクシングを本気でやると喧嘩なんかアホらしくなりますよ。



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