井上尚弥選手は、試合ではあまりフットワークを使わないけど
スパーリングを見ていると、前後のフットワークをよく使っている。
フットワークからリズムでパンチを繰り出している。
相手のパンチは一発も当たらないのである。
試合の時は、足を止めて前に前にプレッシャーをかけて
攻撃している姿をよくみる。
この時は、殆どフットワークを使わない。
しかし、練習ではフットワークを使うのをよく見る。
フットワークも、下半身も上半身もブレが無くて力強い。
体幹が非常にしっかりしている。
すべては、あのロープ登りや車押しのトレーニングに秘密があるようだ。
普通、フットワークを使っていても下半身が安定せずにフラフラしている選手が多い中、井上選手の下半身はしっかりしている。
決して、逃げるだけのフットワークではなくて攻撃するためのフットワークだ
そのフットワークも非常に基本に忠実である。
小さく動き、歩幅が殆ど変わらない。
あまり、フットワークが上手くないボクサーは歩幅が広すぎたり
狭すぎたり、時には足が揃ってしまったりと不安定だ。
あのブレないフットワークというのは、かなり下半身が強いことがわかる。
試合では、あまり使わないフットワークだけど今度は一度
綺麗なフットワークを使う井上選手をみてみたいですね。